学校尿検査

学校尿検査は蛋白・糖・潜血の3項目を実施しています。蛋白と潜血は腎臓疾患や尿路疾患、糖は糖尿病等の病気の早期発見を目的としています。

蛋白 陽性は、血液中に含まれる蛋白が腎臓でろ過されず、尿に混じって排出されているということです。睡眠不足だったり、すごく疲れた状態でも陽性になることがあります。

潜血 陽性は、尿のなかに血液の赤血球成分が混じって排出されている状態です。ごくわずか混ざっていても(肉眼ではわかりません)陽性となります。

糖 陽性は、腎臓から糖が漏れている状態です。糖は腎臓の糸球体でろ過されますが、ほとんど全量が尿細管で再吸収され尿には出ません。糖尿病の場合は、血糖が高くなり、糖が尿細管での再吸収能力以上になり尿の中に糖が漏れ出てきます。腎臓の疾患でも糖が出ることがあります。

尿検査

学校心電図検査

ヒトが生きていくには心臓が動いて体のすみずみまで血液を供給しなければいけません。心臓は母体の中で働きはじめ、死ぬまで休みなく働きつづけます。

心電図は、心臓の電気活動の記録です。心臓が収縮する前に刺激が発生する、この刺激が心筋繊維を興奮させる。刺激と伝達は体に弱い電流を発生させます。

体の表面につけた電極で電位差を計測し経過時間とともに記録されたものが心電図です。

学校血液検査

ライフスタイルが変化してきたことにより、成人社会に新たな病気がうまれました。それが「生活習慣病」と呼ばれる高血圧症、糖尿病、高脂血症などです。近年大人だけでなく子どもにも増加しています。

生活習慣病の原因の多くは食事・運動・休養などの生活習慣に深く関係しており、過食や運動不足、夜型生活リズムなどの生活習慣は大人になっても続き、改善が難しい状況です。早い時期から検査をして状態を知り、お子さんと一緒に生活習慣の改善に取り組んでみませんか。

白血球数(WBC)

病原微生物に対して防衛する細胞で、体の状態の把握や病気の推測をします。

赤血球数(RBC)

体の細胞に酸素を運ぶ細胞です。増加は多血症、減少は貧血です。貧血は赤血球自体に問題がある場合と、病気が原因の場合があります。

ヘモグロビン濃度 (Hb)

ヘモグロビンは赤血球に含まれ、血液が赤いのはヘモグロビンの色です。増加は多血症、減少は貧血です。

Ht (ヘマトクリット)

血液中に含まれる赤血球の割合です。%で表します。RBCやHbと合わせて多血や貧血の検査に用います。

赤血球恒数(MCV・MCH・MCHC)

赤血球数・ヘモグロビン濃度・Htの3つの検査の値を組み合わせて数式で算出したもので、貧血の分類に用いられています。

  • MCV
    赤血球の平均容積を表します。低いと小さな赤血球です。高いと大きな赤血球です。
  • MCH
    赤血球に含まれる平均ヘモグロビン量 を表します。
  • MCHC
    赤血球の平均ヘモグロビン濃度 を表します。

TC(総コレステロール)

細胞膜の構成やホルモンの材料になるなど体になくてはならない重要なものです。動脈硬化性疾患の危険因子として重要な検査です。

TG (中性脂肪)

色々な活動をするためのエネルギー源で体の維持に重要な働きをします。TCと同様、動脈硬化性疾患の危険因子です。高値を示す最大の原因は肥満です。食べ過ぎ・運動不足・飲酒は高値の原因となります。

HDL-C

血管壁の余分なコレステロールを取り除くことから善玉コレステロールといわれます。動脈硬化性疾患の有無を調べる検査で、一般に動脈硬化性疾患の人は低値です。

LDL-C

LDLは、肝臓でつくられたコレステロールを各臓器に運ぶ働きをしているリポ蛋白のことです。細胞内に取り込まれなかった余剰なコレステロールを血管内に放置し、動脈硬化を引き起こす原因となります

AI(動脈硬化指数)

AIとは、動脈硬化を起こしやすいかどうか、その指数を調べるものです。TCとHDL-C値から計算で求めます。 AI=(TC-HDL-C)/HDL-C 高い人は、動脈硬化を起こしやすいので注意が必要です。