2008年度研究事業報告
まえがき
島根難病研究所は、地域医療の充実発展と医学研究の振興を図ることを目的に設立され、島根大学をはじめ、地域医療機関及び関連医療機関と緊密な連携をもちながら研究を実施しています。
高齢化社会を迎え、高血圧疾患や脳血管性痴呆等生活習慣あるいは老化に伴う疾患が増加する中、これら疾患の予知、予防の確立は本県医療の最重要課題となっており、当研究所では、中高年の健康増進を目的とした各種検診を通じ、老人性疾患及び生活習慣病の予知、予防に関する研究に取り組んでおります。
また、当研究所では、近年、心身医学に関連した予防医学や、疾病・事故の予知手段の研究開発にも尽力しております。
この報告書は、平成20年度、当研究所研究事業の業績をとりまとめたものです。発行にあたりましては、関係諸先生には、多忙な日常業務の中ご協力いただき、誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。
また、最後になりましたが、研究の推進のためご支援を賜りました関係各位には深く感謝申し上げますとともに、今後とも一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成21年6月
財団法人島根難病研究所
研究所長 小林 祥泰