MRI検査

MRI検査(MRI=MagneticResonanceImaging:磁気共鳴画像診断装置)は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。

水素には、磁気に反応する性質があるため、磁場をつくる装置の中で体に電磁波を当てると、体内の水素が反応して信号を発します。その信号を捕らえて、コンピューターで解析して画像にします。

MRIでわかるもの

腫瘍の大きさ、形、位置がわかります。骨で包まれた臓器(脳など)も鮮明に写し出します。

また骨の固い部分とやわらかい部分(軟骨など)を区別して写し出すため、軟骨の厚さも計測できます。胆管や膵管を調べるMRCP(磁気共鳴胆管膵管撮影)もできます。MRIで血管を撮影して、コンピューターで処理するMRA(磁気共鳴血管撮影)も行なわれます。

MRIはどんな検査

MRI装置のベッドに仰向けに寝ます。円筒状の穴にスライドします。検査がはじまると、工事現場のような音が耳元で連続して聞こえますが痛みはありません。できるだけ動かないようにしてください。検査時間は30~50分です。

 

膝関節→前十字靭帯断裂
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頭部MRA→脳動脈瘤
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骨盤部→子宮体癌
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腰椎→ヘルニア 脱出
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