2011年度研究事業報告
研究事業報告にあたり
旧島根難病研究所は、平成24年4月1日から「地域医療と長寿社会に貢献する」をスローガンに法人名称も公益財団法人ヘルスサイエンスセンター島根に改め、新生法人として再スタートしました。
新法人の定款事業には、老人性疾患、生活習慣病、難治性疾患等に関する調査研究事業を掲げ、引き続き、地域医療の質的向上と健康長寿社会の実現を目指して、島根大学をはじめ関係医療機関と密接な連携を持ちながら疾患の予知予防及び健康増進に関する研究を行うこととしております。
超高齢社会を迎え、高血圧疾患や認知症等の老人性疾患が増加するとともに、生活習慣の変化に伴い癌、糖尿病、心疾患といったいわゆる生活習慣病が増加し、これら疾患の予知予防のための調査研究はますます重要性を増しています。
本報告書は、平成23年度の当法人の研究事業の成果をまとめたものです。 医療関係機関の皆様の業務の参考になれば幸いです。
終わりに、発行に当たり関係諸先生には、多忙な日常業務の中ご協力いただきましたことに対し、深く感謝申し上げますとともに、今後とも一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成25年6月
公益財団法人 ヘルスサイエンスセンター島根
研究局長 山口 修平
(島根大学医学部内科学講座内科学第三教授)
▼部門別研究 | |
老人性疾患研究部門 |
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加齢に伴う眼底疾患スクリーニング法の開発(PDF) | 大平 明弘 |
脳卒中と認知機能障害の発症機序と予防に関する研究(PDF) | 山口 修平 |
生活習慣病研究部門 |
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栄養摂取状況が骨折リスクに及ぼす影響の検討 脂質異常症と骨折リスクの検討(PDF) | 杉本 利嗣 |
健診受診者を対象とする生活習慣病危険因子の探索(PDF) | 並河 徹 |
食塩摂取量と生活習慣病の管理状態についての検討(PDF) | 村田 幸治 |
難治性研究部門 |
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モンゴル国へ渡航しての小児心疾患に対するカテーテル治療の実践 ・技術指導と疫学共同研究-ハートセービングプロジェクト(PDF) |
羽根田紀幸 |