まめらびの健康レシピvol.9 ~甘いものって疲れがとれるの?~
よく「疲れたら、甘い物を食べると、疲れが取れる」といいますよね。
本当に甘いものを取ると疲れが取れるのでしょうか。
答えは“NO!”です。
甘いものを食べると、不足したエネルギー源が補給されるため、疲れが取れたり、すっきりした感じがします。でも、実は甘いものを食べても疲れは回復しません。血糖値が上がることで一時的に元気になった感じがするだけです。
じゃあどうすればいいのでしょうか?
・クエン酸を取ろう!
体の中の疲労物質(乳酸)を分解して疲れをとるのがクエン酸です。
クエン酸を多く含む食べ物は酢、梅、柑橘系の果物(レモン・みかん・グレープフルーツ)、キウイ・トマト、パイナップルです。
・ビタミンB1を取ろう!
ビタミンB1は糖質の代謝を助け、身体のエネルギーを作り出すために重要な栄養素です。
ビタミンB1を多く含む食べ物は豚肉やうなぎです。
・たんぱく質を取ろう!
たんぱく質は臓器や皮膚などを構成するために必要な成分であり、身体の体調を調整する働きがあります。鶏肉のレバーやささみなどはストレスを緩和し、胸肉には疲労回復効果があります。
【おすすめクエン酸レシピ・鮭のお手軽レモンホイル焼き】1人前150kcal
(材料)
鮭(白身魚でも良い) 1切れ
しめじ・玉ねぎなどの野菜類 20g
レモンスライス(薄切り) 2枚
塩 少々
〇薄口しょうゆ小さじ1
〇バター小さじ1
〇白ワイン 小さじ1 (あれば)
(作り方)
1 野菜は細切りにする。しめじはいしずきを取りほぐしておく。
2 魚は塩しておく。
3 ホイルに野菜、魚、レモン、〇の調味料を入れ、包む。
4 トースターで魚に火が通るまで焼く。(15分)
出来上がり♪ホイルごと、フライパンで蓋をして焼いても大丈夫です。
ヘルスサイエンスセンター島根 管理栄養士 杉谷幸恵(監修)