よく「疲れたら、甘い物を食べると、疲れが取れる」といいますよね。

本当に甘いものを取ると疲れが取れるのでしょうか。

答えは“NO!”です。

甘いものを食べると、不足したエネルギー源が補給されるため、疲れが取れたり、すっきりした感じがします。でも、実は甘いものを食べても疲れは回復しません。血糖値が上がることで一時的に元気になった感じがするだけです。

じゃあどうすればいいのでしょうか?

・クエン酸を取ろう!

体の中の疲労物質(乳酸)を分解して疲れをとるのがクエン酸です。

クエン酸を多く含む食べ物は酢、梅、柑橘系の果物(レモン・みかん・グレープフルーツ)、キウイ・トマト、パイナップルです。

・ビタミンB1を取ろう!

 ビタミンB1は糖質の代謝を助け、身体のエネルギーを作り出すために重要な栄養素です。

 ビタミンB1を多く含む食べ物は豚肉やうなぎです。

・たんぱく質を取ろう!

たんぱく質は臓器や皮膚などを構成するために必要な成分であり、身体の体調を調整する働きがあります。鶏肉のレバーやささみなどはストレスを緩和し、胸肉には疲労回復効果があります。

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【おすすめクエン酸レシピ・鮭のお手軽レモンホイル焼き】1人前150kcal

 

(材料)

鮭(白身魚でも良い) 1切れ

しめじ・玉ねぎなどの野菜類 20g

レモンスライス(薄切り) 2枚

塩 少々

〇薄口しょうゆ小さじ1 

〇バター小さじ1 

〇白ワイン 小さじ1 (あれば)

 

(作り方)

1  野菜は細切りにする。しめじはいしずきを取りほぐしておく。

2  魚は塩しておく。

3  ホイルに野菜、魚、レモン、〇の調味料を入れ、包む。

4  トースターで魚に火が通るまで焼く。(15分)

出来上がり♪ホイルごと、フライパンで蓋をして焼いても大丈夫です。

 

ヘルスサイエンスセンター島根 管理栄養士 杉谷幸恵(監修)