マメラビみなさん、こんにちは、まめらびです!

私は、まめらび。ヘルスサイエンスセンター島根のマスコットキャラクターだよ。

「まめ」というのは、島根の方言で、元気とか、体の調子がいいという意味。知り合いに「まめなかね?」と声をかけられたら「まめにしちょーよ」と答える、という風に使うよ。

「らび」というのは、見ての通り、ラビット(うさぎ)のこと。なんで、うさぎ?かというと、これには歴史的な理由があるんだ!

ヘルスサイエンスセンター島根があるのは出雲市。そして出雲市大社町にあるのが、出雲大社。正しくは、「いずもおおやしろ」というんだ。この出雲大社のご祭神の大国主命は、広く“縁結び”の神様として有名だよね。古事記や日本書記には、農耕・漁業・殖産から医薬まで、人々に必要な様々な知恵の神様って書いてあって、医療や薬の神様でもあるんだ。

そのことを物語る神話が「因幡の白兎」。ここに、うさぎが登場!ワニをだました仕返しに皮を剥かれ、その上、大国主命の兄たちに、「海水(塩水)」で洗うとよい」などとだまされて、痛くて悲しくて泣いていたうさぎを、大国主命が真水で洗ってやって、ガマの穂を塗って治療し、助けてあげたという神話だよ。ところで、因幡の白兎にでてくるワニって、アリゲーターとかクロコダイルなどの鰐のことじゃなくて、鮫のことだからね。島根の食文化にも深いかかわりをもつワニ(鮫)については、いつか、紹介するね。

ということで、医薬に関わりの深い大国主命とうさぎのご縁から、私が誕生したんだ。みんなの元気に役立ちたいうさぎ、という意味をこめて、「まめらび」と名付けてもらったんだよ。

これから、ヘルスサイエンスセンター島根の活動や健康情報などを発信していくので、時々、HPをチェックしてみてね。