尿酸値っておしっこの検査と思っている人はいませんか?

尿酸値の検査は、おしっこの成分の検査ではありません。血液中にある尿酸を検査しています。尿酸というのは、細胞の成分であるプリン体が分解されてできる老廃物のことで、血液中の物質です。

ここで、雑学を一つ。プリン体といっても、まめらびの大好きなプリンとは関係ありません。スイーツのプリンの語源はプディングですからね(笑)

さて、話を戻して、血液中の尿酸濃度が基準値より高いと「高尿酸血症」と診断されることが多いのですが、特に、8.0mg/dl以上だと、風があたっただけでも激痛が走る「痛風」や「腎臓病」などが起きやすくなります。

血液の尿酸が上昇すると、飽和溶解度をこえて関節内に尿酸の結晶が溜まります。この結晶を白血球が処理するときに発作が起こるのです。
そのため、痛風になる人は発作を繰り返すこととなり、常に正常値を保つ必要があります。

また、尿酸値が高いと、動脈硬化が進んで「虚血性心疾患」「脳梗塞」を引き起こすことがあるので、要注意です。

肥満や食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎなどに気をつけないとね。